@nifty:デイリーポータルZ:どうでもいいことをプレゼン資料にする
煮魚定食にした。サバの味噌煮である。このサバに至るまでの過程をプレゼン風に表現するとこのようになる。
すべて脳内で行われていることだが、説得力が出た気がする。「コンセンサス」などというカタカナ語、「及び」の多用。仕事した気になってすばらしい。サバ食べただけだけど。
『参加者はまず、マクドナルド社のテレビコマーシャルを見せられる。そしてそのあとで、大学院生の仲間のひとりーー実は仕掛人ーーが噂のタネを撒く。
「マックのCMを見るとミミズ肉の噂を思い出さない?ほら、ハンバーガーにミミズの肉を使っているって例の噂だよ」。そして、実験の参加者にマクドナルドのハンバーガーを食べたいかどうか訊ねる。その噂を聞いた学生は、聞かなかった学生よりも同社をはるかに低く評価した。
次に条件を変えて、噂を伝えたあとに、その噂に反論する事実も伝える(マクドナルド社はこの噂を打ち消すために、全国紙で同様のキャンペーンを展開した)。だが「ミミズ肉は高過ぎてとても採算が合わないよ!」「マックが100%ビーフを使っていることは、食品医薬品局(FDA)のお墨付きなんだから……」といった反論もあまり効果がなかった。「ミミズ肉」の噂を聞いた学生は、聞かなかった学生よりもやはり同社を低く評価したのである。
実験を行った大学院生は、ネガティブな連想の”泥が染みついた”と判断した。だがふたたびポジティブなフレームワークを与えれば、悪い評価がもとに戻るのではないかと考え、「ミミズ肉」の噂を伝えたあとで、「でも、ミミズ肉はフランス料理では高級食材なんだよ」といった。「ミミズ肉の意味を読み解くための、ポジティブなフレームワークを与えたのである。帰っらの狙い通りだった。「フランス料理の高級食材」という新たなフレームワークを与えられたことにより、マクドナルド社の評価は通常レベルにまで回復したのである。大学院生たちは「ミミズ肉ハンバーガー」の”泥を上手く振り払う”ことに成功したのだった
ニコラス・ディフォンツォ『うわさとデマ』p58~59』
ネガティブなデマに対して反証しても、ターゲットの評価は回復しないが、ポジティブなイメージで上書きをすれば、心象が回復するという実験結果です。
検証をし、それはデマだよと事実を指摘するだけでは不足であることが分かります。